研究記録

今年度の研究発表は終了。そしてすでに来年度の研究

昨日のMacroBBLで今年度の研究発表はすべて無事に終了しました。今年度も多くの方に矢野の小難しい研究について聞いていただき本当にありがとうございました。矢野はすでに6月に開催される国際カンファレンスで研究発表させていただくことが決まっているので…

"Multivariate Stochastic Volatility Models with Dual Dynamic Correlations: A Monte Carlo Particle Filtering Approach"

二つ目は「国際統計計算機学会2008年大会」12月7日(日)の Koiti Yano, Hajime Wago, and Seisho Sato, "Multivariate Stochastic Volatility Models with Dual Dynamic Correlations: A Monte Carlo Particle Filtering Approach," International Associati…

"Dynamic stochastic general equilibrium models and the liquidity trap: A self-organizing state space approach"

「研究者をやっています」というと、「研究ですか?この厳しいご時世に優雅でいいですね」と言われることも少なくないのですが、実際には若手の研究者をめぐる情勢も非常に厳しく、優雅とは程遠くいつも大忙しです。さて、11月も末になり今年もあと1カ月とな…

今年の研究発表はすべて終了

昨日のAsian Economic Panel Meetingで年内の研究発表はすべて終了しました。

時変係数構造ベクトル自己回帰モデル推定プログラムの並列化完了

思ったよりも時間がかかりましたが、統数研で使わせていただいているスーパーコンピューター上で時変係数構造ベクトル自己回帰モデル推定プログラムが並列計算できるようになりました(統数研のスパコンではRが動き、さらにRの並列計算パッケージがすでに動…

忙しい2週間終了

ハンガリーに行ったり、京都に行ったりする忙しい2週間がやっと終了しました。お返事などが遅れ気味ですが、徐々に平常に戻していきますので、よろしくお願いいたします。

統計関連学会連合大会での矢野の発表キャンセルについて

皆様には大変に申し訳ないお知らせがございます。2007年統計関連学会連合大会のプログラムに矢野の発表があると書かれているのですが、この発表はキャンセルになっております。7月12日に連合大会運営委員会にキャンセルのお願いをして、同日中に許可をいただ…

ハンガリー出張あれこれ覚書

ハンガリーに帰ってきてから落ち着くまもなく次の学会発表なのでバタバタしていますが、少し覚書などを・・・ 1. 海外の(同じ分野の)研究者と会えた矢野がやっているモンテカルロフィルター(粒子フィルター)はまだ始まったばかりの分野で国内でもあまり…

次は日本金融学会秋季大会での発表

次は日本金融学会秋季大会で時変係数ベクトル自己回帰分析モデルの発表です。なかなか落ち着いた状況になりませんね。

"Time-Varying Structural Vector Autoregressions Based on Non-Gaussian Sequential Bayesian Filtering" (K. Yano and N. Yoshino)

という題名で、8月27日にハンガリー・ブタペストにあるNational Bank of Hungary*1で開催されるJapanese-European Bayesian Econometrics and Statistics Meeting(JEuBES)でも研究発表をさせていただけることになりました。Japanese-European Bayesian Econo…

金融政策の反応関数に関する時変係数構造VARモデル―非ガウス逐次ベイジアンフィルターによるアプローチ―

という発表を9月8日(土)の日本金融学会秋季大会(同志社大学)でさせていただけることになりました。発表の概要は以下のPDFをご参照ください。金融政策の反応関数に関する時変係数構造VARモデル―非ガウス逐次ベイジアンフィルターによるアプローチ―(矢野…

ドクターヤノーによろしく

えーっと私事になりますが(と言ってもこのblogは私事と小ネタばかりですが)、昨日23日に総合研究大学院大学の博士課程を修了し、同時に学長の小平桂一先生から博士号(統計科学)を授与されました(英語表記ではPh.D (Statistical Science))。科学業界(?)…

3年ぶりの帰還

2004年初頭に突如として時変係数自己回帰モデルの研究やDynamic General Equilibriumの勉強をやめ、その後はただひたすらに非線形非ガウス状態空間モデルにおける状態推定やパラメーター推定、状態平滑化、事前分布の与え方などの研究をしてきました。どうや…

研究計画の練り直し

最近のGDPデータの下方改定を受けて、研究計画の練り直しを行いました(来年は非線形・非ガウス状態空間を用いた金融時系列データの分析に特化して研究しようかと思っていたのですが、そういう訳にもいかないようなので)。それに伴って、時間を見つけてChri…

一歩前進

とりあえず少しだけ前進しました。小さな前進でしたが、少しほっとしました。よく考えたら今日はおにぎり3個しか食べなかったなw

ある投稿プロセスの終わり

バーゼルに行っている間に、「論文がアクセプトになりました」とのお知らせメールが来てました。先日の東北大学での発表は、(実は)この論文が基盤になっているので、アクセプトされて一安心と言った感じです。この論文の査読とディフェンスの間に、次の論…

発表オワタ

in 仙台(統計関連学会連合大会)なお、ここでいう「オワタ」とは「日本経済オワタ」とか「俺の人生オワタ」とかの「オワタ」ではなく、文字通り「終了した」ことを意味する【意味なく注釈オレkoiti】

9月7日に東北大学で研究発表します

2006年度統計関連学会連合大会http://www.jfssa.jp/taikai/で、発表時間が朝の8時半からだってのはともかくとして、発表まで実質的には2週間ほどしかないのに発表プレゼン資料作成どころか、まだシミュレーションプログラムをガリガリと書いてスパコンに投入…

査読と防御

統計学のジャーナルに出した投稿した論文のレフェリーコメント(レフェリーは二人)が返ってきて、これからディフェンスをしないといけないので、当分の間、忙しいです(本当)。コメントをいただいてもお返事できないことがありますが、ご容赦ください。(…

スパコンだって故障する

矢野がアカウントをいただいていつも使わせていただいているスーパーコンピュータが昨日の朝から故障しています。昨日の朝にアクセスしようとしたらアクセスできなくて、担当者の方が調べて下さった結果、一部システムノードに不具合が見つかったそうで、部…

第73回知識ベースシステム研究会で発表します

ハリ・セルダンを目指すなら人工知能もやらなきゃねというわけで、3月9日に人工知能学会知識ベースシステム研究会で発表をします。第73回知識ベースシステム研究会プログラムhttp://www.med.shimane-u.ac.jp/med_info/sig-kbs/prg/060309.htm"A Self Organiz…

次の段階へ

自分用の覚書。香港での発表が終わったので、研究を次の段階へ移行させる。1. 香港でSSOSSのコードがほぼ完成。しかし、かなりの手直しが必要2. AICmain.Rの並列プログラミング化の作業に着手3. 例のトラップに関する論文、再び4. SSOSSがうまく動くなら再び…

応用経済時系列研究報告会(10月22日)で報告します

「日曜日まで更新を停止します」などと言っておきながら更新するのってどうよ?と自分でも思うのですが、あまり直前に紹介するのもなんなので・・・矢野が研究報告をさせていただく内容(abstractのみ)は以下のサイトをご参照ください。http://www.saeta.jp/2…

帰ってきました。

広島の統計関連学会連合大会を無事に終え、ついでにふるさとの松山に帰省してから東京に帰ってきました。発表自体は無事に終わりました。まあ、正直に言って人前でしゃべるのが得意な方ではないので、出来はそれなり(?)といったところ・・・だと思いたいので…

どこが勝っても研究予定に変更なし

明日の衆議院選でどこが勝とうが、研究日程に変更なし。これから起こるであろうことをどの政党も避けられない以上、どこが勝とうが違いはない。ただ研究を続けるまでだ。

2005年統計関連学会の報告集原稿作成

2005年度統計関連学会連合大会での報告集の原稿を作成している。論文から重要な点をピックアップして英語から日本語に直して原稿を作成。期限は来週月曜日(7/11)。って、おい期限ギリギリじゃんかよ。ほっといたのかよ>自分http://www.jfssa.jp/taikai/演題…

経済学者の会合で発表

経済学の先生数人が研究会をしておられるので、その中で少しだけ時間をいただいて30分ほど僕の研究について話をさせていただいた。ありがたい話だ。「君の方式を政策ルールと呼ぶのは(経済学者の)要らぬ誤解を生む」というコメントと「統計学者は予測が好…

統計学関連の国際カンファレンス

さて、2年も前から同じ論文を書いていて、それがまだ完成していない(ドツボにはまってまだ書き直しをしている。おバカです、はい)のだが、それでも研究している以上は次のネタは考えないといけないわけで、その次のネタを発表する国際カンファレンスを探し…

Humboldt大学の先生に論文を見てもらった

Wolfgang Hardle先生(正確にはaはaウムラウト。統計学とファイナンスの研究者)からいろいろ意見をいただく。先生がかなりゆっくりとしゃべってくれたので、汗をかきながらもなんとか意志の疎通ができたようだ(幻想?)。改善が必要な点が点がいくつかあると分…

強化学習 (reinforcement learning)

ポスターセッションの時に、「矢野さんの研究の動機は強化学習のそれに非常に近い」とのコメントをもらう。強化学習について少し調べてみると、強化学習もdynamic progammingの一変形に帰着されるようだ。つまり環境に対する情報が不完全である場合の最適制…