ハリ・セルダンになりたくて 第1部 (2)

今後の景気に対する政府・日銀の見通し

僕の景気に対する見通しについて説明する前に、政府と日本銀行(日銀)*1の景気に対する見通しについてまとめておきたい。

平成18年度経済見通しと経済財政運営の基本的態度[(平成17年12月19日閣議了解)]

平成18年度においても、消費及び設備投資は引き続き増加し、我が国経済は、民間需要中心の緩やかな回復を続けると見込まれる。

http://www5.cao.go.jp/keizai1/2005/1219mitoshi.pdf
http://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi-taisaku.html

日本銀行 金融経済月報(基本的見解1)(2005年12月)

わが国の景気は、回復を続けている。(中略)先行きについても、景気は回復を続けていくとみられる。

http://www.boj.or.jp/seisaku/05/pb/gp0512.htm
http://www.boj.or.jp/seisaku/05/pb/data/gp0512.pdf
http://www.boj.or.jp/seisaku/05/seisaku.htm (基本的見解)

政府と日銀の経済見通しを要約すると「2006年も景気は良い状態が続く(もしかしたら今よりも景気は良くなる)」だ。「2006年から不況がはじまる」という僕の予測とは正反対だ。

だけど、安心する前にもう少しだけ僕の話を聞いて欲しい。

*1:日銀は日本で紙幣を発行しているところだ。もし、そのことを知らないならば1万円札でもなんでもいいので、お札を財布から取り出して、その表面に書いてある文字を確認して欲しい。