【幕間】2006年の前哨戦(後編)

発表になった1次速報を記録しておきたい。

実質GDP成長率:前期比1.4%増
名目GDP成長率:前期比0.9%増
GDPデフレーター:前年同期比-1.6% (デフレ状態)


http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe054/pointj.pdf

あくまでも1次速報値であるが、昨日述べた予測の範囲内である(ただし、何度も言うように1次速報値は後で改定されることが多い)。

GDPデフレーターが2005年第3四半期より悪化しているが、これが2006年代1四半期にどうなるのかが一つのポイントになると思う(矢野の予測が正しければこのままデフレ状態[名目成長率の低下]が持続するか、さらに悪化する)。

次の試練は2006年代1四半期のGDP1次速報値が発表される3ヵ月後である。

(補足) 日銀の見通し(2月9日発表)を記しておきたい。

わが国の景気は、着実に回復を続けている。(中略)先行きについても、景気は着実に回復を続けていくとみられる。(中略)消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、若干のプラスで推移している。(中略)消費者物価の前年比は、需給環境の緩やかな改善が続く中、電話料金引き下げの影響が剥落していくこともあって、プラス基調になっていくと予想される。

http://www.boj.or.jp/seisaku/05/pb/gp0602_f.htm

矢野の予測と見事なくらい食い違っていたりする。ここまで食い違っていると逆に気持ちいいな〜(ホントに)