DRAMのエラー発生率は従来考えられていたよりずっと高い?

ちょっと「へ〜」と思ったので、自分用に。一応、自分用ですが、以下のslashdotの記事は「最近、DSGEのパラメーターをDynareでMCMC推計し始めました」なんて人も読んでおくといいと思います。

DRAMのエラー発生率は従来考えられていたよりずっと高い? - スラッシュドット・ジャパン
http://slashdot.jp/hardware/09/10/09/0134220.shtml

記事の内容は「ハードエラー(メモリの不具合などによるエラー)は従来考えられていたよりも多い」(ハードエラーの方がソフトエラー(放射線などの影響によるメモリ上の一時的なエラー)よりも多い)ということですね。

shashdotの書き込みの中で何を「へ〜」と思ったかというと、

で、そんな中、IntelCore i7シリーズでECCを無効化した、と。
http://slashdot.jp/hardware/comments.pl?sid=470133&cid=1651527

「まじっすか?」と思って調べてみた。

Intelプロセッサー - よくある質問 (FAQ)
インテル Core™ i7 ファミリーのデスクトップ・プロセッサーは、ECCモリーに対応しておりません。
http://www.intel.co.jp/jp/support/processors/sb/CS-029913.htm

・・・ほんとだ・・・Intel Core i7シリーズは科学計算には使えないなぁ。

その他にも元ネタになったU Trontoの記事には「コレクタブルエラーの発生は時間経過ととも増える」など非常に興味深いことがいろいろと書いてあります。
DRAM Errors in the Wild: A Large-Scale Field Study
http://www.cs.toronto.edu/~bianca/papers/sigmetrics09.pdf