流行遅れで申し訳ないのですが、やっと映画「デスノート the Last Name」を見てきました。映画「デスノート 前編」は公開してすぐに見に行く余裕があったのですが、「the Last Name」の方は余裕がなくてやっと先日見に行くことができました。
映画の出来としては「ここ最近見た日本映画の中ではそれなりに面白かった」と思います。これくらい面白いならば、今後も日本映画を見に行くと思います(Lのスピンオフはどうなるかはよく分かりませんが、少し期待しています)。
さて、かなり唐突で申し訳ないのですが、「デスノート 前後編」を見ていて、「この光景はどこかで見たことがあるな」という気がしてなりませんでした。
それは「いちごびびえす」という電子掲示板で2002年6月4日からしばらく行われたザモデル氏(通称)とそれ以外の参加者の論争です。
どんな論争かというと、アメリカ帰りのPh. D (Economics)であるザモデル氏がマクロ経済学のモデルである「Dynamic General Equilibrium」に関する謎掛けを出し、それ以外の参加者がその謎を追いかける。そんな感じの論争で、矢野は個人的にこれを「ザモデル戦争」と呼んでいます。
[ザモデル戦争の記録(一部)]
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/0290/139-1004
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/0545/L50
「デスノート 前後編」での「夜神月」と「L=竜崎」の知的バトルを見ながら、矢野にはなぜか「ザモデル戦争」が思い出されてしょうがありませんでした。もちろん全然違う戦いなのですが、お互いに相手の顔も知らない同士が「論理的思考力」だけを頼りに議論を戦わせるその様子が、なぜか「デスノート」のライトとLの戦いに重なって見えてしまったのでした。
・・・・さて、この論争に時折登場するマイナーキャラに一夢庵という人物がいるのですが、その彼と少し話をしたことがあります。
一夢庵氏は「(当時の)あの論争はとても面白かった」と言っていました。彼には「ザモデル戦争」はかなり楽しかったようです。
それとこの「ザモデル戦争」から4年が経過しているのですが、一夢庵氏はまだザモデル氏とは会ったことはないそうです。「(ザモデル氏の)名前なんか知らなくてもいいけど、一度、顔くらいは見てみたいものだと思っています」。彼はそう言っていました。
今では当初の登場人物たちのほとんどが姿を消してしまいましたが、彼らはまだ世界のどこか皆さんの知らない場所でまだ戦っているのかもしれません。
ザモデル戦争で最後に名前を書かれるのは誰なのでしょうか?
[参考] "ザ・モデル"で経済を語るスレ Part4(現行スレッド)
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/1181/L50