俳優・阿部サダヲのこと

最近、フジテレビでやっているドラマ「医龍」を見ていて、阿部サダヲのことを書きたくなったので:

矢野が阿部サダヲを始めてみたのは劇団大人計画という人気劇団がある)の俳優で作っているグループ魂そういうグループがある)の「バーバレラ」という劇を見た時なので、1997年、今からもう10年近く前のことになります*1

「バーバレラ」という劇の元ネタは、上品とは言いがたいハリウッド映画「バーバレラ」(ジェーン・フォンダ主演)で、グループ魂の「バーバレラ」も本家に劣らぬお下品なできて、上演時間中笑いっぱなし(しかも観客は座席なしで立ちっぱなし)でした。

その時覚えた名前が二つあって、一人が宮藤官九郎クドカン)、もう一人が阿部サダヲでした。クドカンの脚本は当時から面白くて、その後すぐにドラマ「池袋ウエストゲートパーク(IWGP)」の脚本家として名が売れたのですが、阿部サダヲの方はドラマに出ても小さな役しかもらえないことが多く、今ひとつ知名度は低いままのような気がしています。

「バーバレラ」を見た後に、いくつか大人計画の劇も見に行ったのですが、その当時(1997年頃)から十分に主演としてやっていました。最近はさらに演技者としての技量に磨きが掛かったようで、コミカルな役から凄みのある役まで見事に演じ分けているようです。

彼が主演のドラマを見られないものか。テレビで彼を見かけるたびに僕はいつもそう思っています。

[参考] 医龍公式サイト
http://www.fujitv.co.jp/iryu/index2.html

*1:当時は一緒に劇を見入ってくれる友人がいた。今は_| ̄|○