以前から当blogをご覧の皆さんは矢野が「インフレーションターゲット政策(以下、インタゲ政策)」という政策を日本で採用すればいいと思っている、ということは御存じだと思います。
この論争に加わって非常に強く感じたことは「人は、議論のテーマが自分の気に入らないと、すぐに感情的になる」ということです。
議論をする時に矢野が気を付けていることは以下に書いておきましたので、ご参照ください。
矢野が好ましいと思う生き方:ポール・レチェット
http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20060208/p1
インタゲ政策論争において常に残念に感じることは、多くのインタゲ政策に反対する人たちの多くが「俺はインフレは嫌いだ!だからダメだ!」という感情的な議論しかしてくれないという点です。
「実証データに基づいて議論しましょう」とか「経済学や統計学の標準的な知見に基づいて議論しましょう」というような提案*1が受け入れられることはほとんどありません。
さて、地球温暖化問題に関してもやはり、同じようなことを感じることがあります。現時点での矢野の個人的見解を書いておきます。