高い塔の男
上でご紹介した論文は、本当に実験的な仮定を使った、まったく評価の定まらない(もしくは大間違いだと怒られそうな)論文です。多くの皆さんには「マニアックでガラクタみたいな論文」に感じられるかもしれません(実際、この論文を評価してくれる人はあまりいません)。
しかし、数年たって、振り返っていただければ、このガラクタみたいな論文のあったところに大きな高い塔を発見していただけるのではないかと思っています。この論文は些細な問題を扱っているように見えますが、それでも「地上で心理歴史学を実現するに最低限必要な4つの論文」の第2論文なんです。とにかく、今はまだ、この論文が高い塔の土台になればとの希望を持っています。
・・・まあ、それも「地球上で心理歴史学を実現する」プロジェクトが上手くいったら・・・の話なんですが・・・え?「上手くいかなかったら」ですか?
「まあ、上手くいかないときは・・・頭をかいて誤魔化すさ」(ヤン・ウェンリー)