相関と因果

たまには「ハリ・セルダンになりたくて」的なもの(?)を:学問では因果の推定が必要になることが多い。しかし、統計学で可能なのは相関の推定に過ぎない。相関は因果とは決定的に違うことは近代統計学成立時からずっと指摘されているのだが、今でも統計学による「因果の推定」はあまり成功していない。

以下にこの分野の指導的研究者のサーベイがある。
J. Pearl, "Bayesianism and Causality, or, Why I am Only a Half-Bayesian"
ftp://ftp.cs.ucla.edu/pub/stat_ser/R284.pdf

特にこの問題は僕の作成中の論文において決定的に重要な課題であるが、うまい解決方法がない。現在の論文の記述ではかなり苦しい。