300円未満弁当

去年から駒沢大学で経済学入門を担当させていただくようになってから、いつも「経済学の基礎をよりよく理解するために役立つ出来事はないか」と考えるようになりました。もちろん株価、景気、インサイダー取引サブプライムローン問題、原油価格など経済における出来事には事欠かないのですが、それらは学生さんたちには必ずしも身近ではないので、できる限り身近な話題も入れられるようにいつも心がけています。

さて、今年4月初旬にスーパー大手の西友が298円でお弁当を発売することを発表しました。この発表を見てから、時々西友に出かけてこの「300円未満弁当」を手に入れようとしていたのですが、非常に人気が高いようで、いつも売り切れだったのですが、やっとその現物を手に入れました。

その名も「焼き肉弁当298」(298円なので)です*1

お弁当の価格以外にも「経済学はちゃんと現実の理解に役に立つ」ことを学生さんたちに実感してもらえるような講義のネタをこまめに集めています。が、講義のどこでそれらを使うのかは・・・実はまだ考えてなかったりします_| ̄|○

・・・まあ、くじけずに今後も地道なネタ探しを続けたいと思います(涙目

[参考]
西友、298円の弁当で惣菜部門にもEDLP拡充!
http://www.seiyu.co.jp/contents/491.pdf
300円未満弁当 (上野泰也) JBpress(日本ビジネスプレス)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/896
上野さんの記事は毎回楽しみにしていますが、300円未満弁当についても興味深い考察をしておられます。

[追記]
最近、考えているのは「ユニクロって下級財(劣等財)なのだろうか?」です。最近のユニクロの活況を見ていると下級財っぽいのは間違いないと思うのですが、それをうまく説明することはできるのだろうか・・・とちょっと頭を悩ませています。去年は講義で代替財、補完財、上級財、下級財のことを解説する時間がなかったので、今年はうまくどこかに入れたいと思っています。今年も講義内容が多いので、時間的に厳しいですが、最悪でも代替財、補完財は入れたいと思っています。

*1:焼き肉弁当以外にもハンバーグ弁当などいくつか種類があります。