(DSGE祭り開催)国際カンファレンス「DSGEモデルの推定と応用」

(10月30日追記)参加希望者が定員に達しましたので、申し込みを終了させていただきました。皆様ありがとうございました。

なお、国際カンファレンスの発表者の変更がありますので、Webサイトをご確認ください。
[概要]
Dynamic Stochastic General Equilibrium Modelsの政策への応用とベイズ統計学を用いたパラメーター推定に関する国際カンファレンスを来る11月14日(金)に開催しますので、ご興味のある方はご参加いただけると幸いです。

国際カンファレンス「DSGEモデルの推定と応用」
http://www.esri.go.jp/jp/workshop/081114/081114main.html
タイトルが「仮題」になっているのは見なかったことにしてください。

[説明]
来る11月14日(金)に内閣府経済社会総合研究所では国際カンファレンス「DSGEモデルの推定と応用」を開催します。

各方面の皆様のご助力のおかげを持ちまして、やっとこの国際カンファレンスのことを皆様にお知らせすることができるようになってスタッフの一人として非常にうれしいです。

近年、DSGEモデルが急速な発展を遂げ、様々な面から注目を浴びているところですが、FRBからは大規模DSGEモデルのベイズ推定をすでに行った実績のあるDr. Kileyにお越しいただき、「FRBでの政策決定にDSGEがどのように活用されつつあるのか」という現在進行中の話題についてご自身の研究も含めて発表していただきます。

また、日本からは一橋大学の渡部敏明先生にご参加いただき、近年特に熱い注目を浴びているDSGE-VARを日本経済に当てはめた最新の研究をご発表いただきます。皆様もご存じのように渡部先生はマルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC)の研究で世界的にも著名であり、日銀金融研究所勤務のご経験もあるなど日本におけるこの分野の第一人者です。

さらに、フランスからは近年、DSGE分析に欠かすことができなくなったDynareの開発者であるProf. Juillardにお越しいただき、Smets and Wouters (2007)以降、急速に注目を浴びているMCMCを用いたDSGEパラメーターとトレンドの同時推定手法を日本経済データに適用した最新研究を発表いただきます。

それとお恥ずかしい限りですが、内閣府からは矢野がモンテカルロフィルター(粒子フィルター)と自己組織化状態空間モデルを用いたDSGEモデルのパラメーターとトレンドの時変同時推定手法について発表をさせていただきます。

ご興味のある皆様にご参加いただけると幸いです。なお、上記ページにあるとおり、定員になり次第、締切りとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

[補足]
「DSGE祭り」の命名者はecon2009さんです。