Windows版GNU octaveでdynare ver. 4(の機能の一部)を使う方法

注意:情報が古くなっているので新しいエントリーを見てください。
DSGEモデルをシミュレーションするソフトとして最近スタンダードになりつつあるDynareの開発版(version 4)がMatlabクローンであるGNU octaveで使えるようになったので、そのインストール方法を記しておく(DynareWikiにある情報では不十分)。なお、現在、使える機能はキャリブレーションベースの分析だけでMCMCなどはほとんど使えない([追記]MCMCoctave上で使えました)。

[注意] 以下の記述は完全に無保証です。自己の責任において実行してください。

[Windowsoctaveをインストールする]
(1) 以下のサイトからoctave-3.0.1-vs2008-setup.exeをダウンロードする
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=2888&package_id=40078
(2) インストーラーをクリックして、途中のダイアログでGraphical backendを選ぶ時にGNUPlotを選択する(間違えてJHandlesを選ばないこと)
(3) GNU octaveのアイコンがデスクトップに現れるので、クリックし、起動したら以下のように入力
pkg rebuild -noauto ftp ann database

[Windows版Dynare version 4をインストールする]
(1) 以下のサイトから最新版(日付の一番新しいもの。現在は4.svn20080703)のDynare version 4をダウンロードする
http://www.dynare.org/windows/
(2) インストーラーをクリックする
(3) C:の配下にdynareというフォルダが出来ているので、その中の4.svn20080703というフォルダの中に、doc, matlab, mexがあることを確認する
(4) octaveを起動して、以下のように入力する
addpath c:\dynare\4.svn20080703\matlab
mark_as_command dynare
(5) dynareのmodファイルのあるフォルダに移動する
(6) 後は、enjoy!

[Linuxで使いたい人]
http://www.cepremap.cnrs.fr/DynareWiki/DynareOctave

[情報源]
(1) http://www.cepremap.cnrs.fr/DynareWiki/DynareOctave
(2) dynare v4のwindowsフォルダ内のREADME.txt