みんなぱらいそさいくだ。おらだけいけね*1

どうもKmoriさんとは趣味が合うらしいです。からんでいるみたいで、すみません。

Kmoriさんのblogで、諸星大二郎の作品の中でも特にすばらしい(というか日本史上で描かれたマンガの中でも特にすばらしい)作品「生命の木」が映画化されることを知りました。
http://d.hatena.ne.jp/kmori58/20051028#p1

映画「奇談」公式サイト:
http://www.kidan.jp/index2.html

マンガは、稗田礼二郎という考古学者が東北の村で「新約聖書にあるイエス再臨」に似た出来事に遭遇するというストーリーです。こう書くとネタバレみたいですが、「生命の木」のすばらしさはこういうストーリーではないと思います。普段はまったく非宗教的な矢野が宗教的な気持ちを(少しだけ)感じるという妙な読後感のある作品です*1

Kmoriさんと同じく映画のできには不安をぬぐえませんが、できれば見に行ってみようと思います。

(補足)これから「生命の木」を読もうという方(多分、映画「奇談」を観る方も)は青森県新郷村(旧・戸来[へらい]村)に「キリストの墓」がある(さらにはヘブライ語と解される歌も伝わっている)なんて話を知っておくとさらに楽しめると思います。以前、当blogで取り上げた時には
http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20050311/p1

それにしても彼らは「ぱらいそ」に無事にたどり着けるのだろうか?

*1:ただ、念のために言っておくと「生命の木」がすべての人にとってすばらしいかどうかは分かりません。