岡山大助手ら、潰瘍を治すハエの幼虫を販売

うーん、当blogではいつも話題には気をつけていて、要は「暗い話題」「不愉快な話題」はあまり取り上げないようにしています。しかし、今回の話題は興味深いので取り上げます。

ハエの幼虫ってのは、要は「ウジムシ」のことです。手足の皮膚で壊死した部分をウジムシに食べさせて治療させる方法があって岡山大の先生がそのウジムシを販売するベンチャー企業を作るとのこと。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20050324c6b2403924.html

で、なぜこのエントリーの分類が[アメリカドラマ]になっているかというと、デイビット・E・ケリーというプロデューサー(「アリー・マイ・ラブ」を作った人ですね)が作った医療ドラマに「シカゴ・ホープ」というのがあり、その中でウジムシ治療の話が出てくるんですね。見たのがかなり前なのですでに半分忘れかけているんですが、「ウジムシ治療なんて実験段階で怪しいからダメだ」という理事会の反対を押し切ってある医師が(「壊死した部分を切断したくない」という患者の意思を尊重して)ウジムシ治療を実行するというエピソードだったと思います。

このエピソードを見たときには「さすがにこれはウソだろ」と思ったわけですが、本当にあるんですね。アメリカの医療ドラマというともっぱら「ER」が有名ですが、緊急救命に焦点を絞った「ER」と違い、ガンや脳卒中HIVなど日常の病気を題材として扱う「シカゴ・ホープ」も面白くて侮れません(そういえばエイズが発症したHIV患者治療のために患者を無理矢理マラリアに感染させるなんて話もありました。もしかしたらあれも本当にあるのか・・・)。

(補足)検索したら以下のような情報がヒットしました。
http://www.biotoday.com/full_old.php?o=700