(B級好き必見)ローレライ見てきた(それ以外の人は?)

[このエントリでは極力ネタバレを避けました]
ローレライから無事に生還しました。なんでblogでの感想で「面白い」と「駄作」が真っ二つに分かれるのかもよく分かった。

で、結論から言うと「これは本格的潜水艦映画じゃなくて(潜水艦も出てくる)B級SF」です(本格的潜水艦映画だと思って見に行くと怒り心頭で帰ってくることになるでしょう)。ガメラが好きだとか、スタートレック好きだとか、タランティーノ好きだとか、そういった人向けの映画だよ、これは。いや〜、帰ってくる道すがらずーーっとニヤニヤしそうだった。「ローレライネタでblog三回分は書ける」と思って。もうそれくらいツッコミ所満載

これ以上の被害者を増やさないために声を大にして言っておくと「戦後60年を問いかける真摯な作品」だとか基本的にウソだから。そんなのぜんぜんなくて(最近のアニメを知らないので古いけど)「機動戦士ガンダムを実写版で見たい」とかいう人向けのB級SF。僕みたいなB級好きは大いに楽しんだけど、前の席にいた老齢のご夫婦はどうだったんだろうかと心配(映画終了後、早々に出て行かれました。まあ、本格的な潜水艦映画を期待してきて、いきなりB級SF見せられたら普通は怒るだろうな)。

まあ、考えてみると「潜水艦に美少女乗ってます」ってだけで「Uボート」にはなりえない訳で(Uボートはひたすらリアルにむさ苦しく潜水艦戦を描いた一大傑作だから)、そもそも比べるのがおかしい。同じような理屈で駆逐艦と潜水艦の一騎打ちを描いた名作「眼下の敵」なんかとも比べられない。潜水艦版ガメラを見に行くつもりか、パウラ萌え〜とか言いながら見るのが正解。

お前、好きかと聞かれるならば「好き」(いや「大好き」かも)。こういうB級ノリが好きだから。とにかく僕はかなり楽しみました(10分に1回くらいの頻度で激しく「なんでやねん!」とツッコミを入れながら[←もちろん心の中で、ですよ])。