ハヤシライス

koiti_yano2005-02-05

スーパーで買い物をしている時にふと「ハヤシライスを食べたいな」と思ってしまったのが運のつき。作ってみました。が、一人暮らしの常で「量が多すぎる」。これからしばらく毎食ごとハヤシライスという悪寒。しかも、これでもルーの半分しか使っていない。まあ、これはカレーを作ったときも同じだけど。

君は恵方巻きを食べたか!?

節分の日、僕はスーパーに買い物に出かけた。そこでふと目をやると人だかりがしている。僕は少し不思議に思ってその人垣を覗き込んだ。一人の男が太巻きを入れたパックを手に熱心に話していた。
「えーこれは恵方巻きと言いまして、節分の日にある方角に向かって黙って食べると福がやってくるという関西で古くからある習慣で」
僕は黙って背を向けて歩き出した。

僕は関西に合計で7年間を暮らしたことがあるが、その間一度も恵方巻きを節分に食べたことはない。この奇妙な風習を知ったのは僕が大学を出て東京に来た1996年以降のことだ。

実際に恵方巻きが広く知られるようになったのは1977年の大阪海苔問屋組合のイベントからで、海苔の販売を促進するために始められたのである。別に恵方巻きは(スーパーのおじさんが言うような)関西に古くから広く行われている習慣という訳ではないのだ。
http://www.noridouraku.com/tisiki/tisiki6.htm
http://webnews.asahi.co.jp/you/special/2004/t20040121.html
http://www.google.co.jp/search?q=%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB%E3%81%8D+%E6%B5%B7%E8%8B%94%E5%95%8F%E5%B1%8B&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&hl=ja&c2coff=1

さて、僕は黙って背を向けるとコーヒー売り場はどこだったろうと考えた。インスタントコーヒーが切れそうだったのだ。
「今年の方角は・・・」
僕の背後では男の説明はまだ続いていた。僕は恵方巻きを食べたことはない。別にこの近年作られた風習がいけないことだいうつもりもない。ただ、恵方巻きの話を聞くたびに、「商魂たくましいな」と思って礼儀正しくにっこり笑って通り過ぎるようにしている。