去年以降に読んだ経済学に関する新書

故事成語でわかる経済学のキーワード (中公新書)

故事成語でわかる経済学のキーワード (中公新書)

経済学のキーワードもよく分かるし、取り上げられている故事成語も非常に面白いです。基本的な内容はミクロ経済学のキーワードが中心になっていますが、水準を落とさずに読者の興味を引きつける書き方など様々な面で勉強になりました(真似はちょっとできそうにないですけど)。何より読み物としてとても面白かったです。

高校生のための経済学入門 (ちくま新書)

高校生のための経済学入門 (ちくま新書)

こちらは経済学の基礎からマクロ経済政策までを新書一冊で解説したものです。一冊にこれだけの内容を詰め込んだ新書はあまり見たことがない(岩田規久男先生の「経済学を学ぶ」などごくわずか)です。ワルラスのせり人の話が(少しだけですが)出てくるなど、普通の入門書では取り上げない内容が入っていたりするため、題名の「高校生のための」を超えて、より広く大学生や社会人にも読んでほしい経済学の啓蒙書だと思いました。