またまた帰ってきた悪徳警官〜The Shieldシーズン6〜

スキンヘッドで怖い顔した悪徳警官。こんなむさ苦しいおっさん見て、何が面白いんだと、自分自身も自問自答しつつ早6年。また今年も、悪事をしつつも正義の警官としての能力も誰よりも優れている「正義の悪徳警官」ヴィック・マッキーの季節がやってきました。

矢野はよく「アメリカドラマを見るのを趣味にしているのはなぜ」と聞かれるのですが、それに対する答えは非常に簡単で「日本では見ることができない、The Shieldのような大人向けのドラマを見られるから」です。

暴力と金と欲と陰謀にうずまく複雑なストーリー。イケメン俳優も美人女優もまったく出てこない。それでも日本のどんなドラマよりもずっと面白い。そんなドラマが見られるからです。まさにThe Shieldのような。

ヴィックが内務調査官を射殺するという衝撃的な第1話ではじまり
口では奇麗事をいいながら実際には自分の保身しか考えていないアセベダ署長の下、悪徳警官でありながら、時折、女子供、弱い者が被害者になった時には彼らを守り、どんな敵をも叩きのめすという正義の面を持つヴィックとその仲間たち〜ストライクチーム〜を描いたシーズン1
そのヴィックの正義と悪の二面性を描き続けながら、障害を持った息子の養育費を稼ぐためにヴィックたちがアルメニアギャングの現金輸送車を襲撃するまでを描いたシーズン2
様々な事件を解決しつつ、強奪した大金の扱いをめぐって、バラバラになっていくストライクチームを描いた重苦しいシーズン3
力強く正義を体現するローリング新署長の下、やっと警官としての力量を認められたヴィックたちが、ギャングたちとの壮絶な戦いを繰り広げる正義のシーズン4
ローリング署長が更迭され、内務調査官キャバナー警部補にかつての悪事を追及され、どんどんと追い詰められていくヴィックとストライクチームを描いたシーズン5
そして、ついに悪事の発覚をおそれたシェーンが、レンを手榴弾で爆殺
ついに「警察の予算削減のため」即刻退職するように勧告されてしまったヴィック←今ここ

"The Road to Justice is Twisted."(正義にいたる道のりはねじれている)というキャッチコピーそのままのねじれ曲がったストーリーですが、今回のシーズン6はレン殺害犯をめぐって、今まで以上にダークなストーリーが展開されそうで、楽しみです。

ザ・シールド〜ルール無用の警察バッジ〜
http://axn.co.jp/shield/index.html