射撃しつつ前進

歩兵戦における戦略は一つしかないそうだ。つまり、射撃しつつ前進。

射撃によって相手は頭を引っ込めるので、あなたを撃つことができなくなる。(中略)前進は敵の領地を攻略し、敵に近づくことを可能にし、あなたの弾が敵に当たる確率を高くする。あなたが動かないなら、敵が主導権を握ることになり、それは良くないことだ。あなたが撃たないなら敵はあなたに向かって撃ち、あなたを釘付けにするだろう。
http://japanese.joelonsoftware.com/Articles/FireAndMotion.html

彼の5年を考えると、驚くほどこの原則に忠実であることが分かる。彼は常に敵を明確に規定し、激しく先制攻撃を加え、射撃を絶やさなかった*1。  

彼に勝ちたければ防御に回ってはダメだ。攻撃が必要である。そうしなければ再び彼に敗れることになるだろう。

*1:ただし、これは彼が戦術において正しかったと言っているだけで、政治や戦略において正しかったといっているわけではない。