救命病棟24時

これを見ると嫌でも10年前の事を思い出す(ドラマに対して文句がないわけでもないけど、まあ無視してもいい程度のもの)。このドラマで描かれているように、災害は誰であっても人を遭遇する前と遭遇した後でまったく違う存在に変えてしまう。

阪神大震災の前の僕はまったく社会に興味のない物理学専攻の大学院生で、僕の興味の中心は物質だった。

阪神大震災の後の僕は10年を経て今では統計学マクロ経済学を専門にして、僕の興味の中心は人間と社会である。

災害に遭遇した人間は誰でも変わらざるを得ない。変化はどうしようもなく不可逆で、昔に戻りたくても戻ることはできない。戻れないなら、前に進むしかないさ。