2006年のピークアウト〜景気ウォッチャー調査にみる「今そこにある危機」〜

[お断り] 当blogに書いてあることはすべて矢野の個人的見解です。
韓リフさんが景気ウォッチャー調査のことが取り上げられていたので、矢野も便乗して少し気になっていることを書きます。

景気ウォッチャー調査のDI(「景気の現状判断(方向性)」)から(1)合計、(2)家計関連の動向、(3)企業関連の動向、(4)雇用の動向をグラフにしてみます。

縦線が二つ引いてありますが、左の縦線が2006年1月、右の縦線が2007年1月です。

で、言いたいことは何かといいますと、
(1) 日本の景気は2006年半ばにはピークアウトし、
(2) 景気減速は2007年初頭には始まったのではないか?

ということです(少なくとも景気の現状判断DIが2006年中にピークアウトしてしまったのは間違いないと思います。去年じゃなくて一昨年)。

外需のことなどいろいろ要素が関係するので、本当に景気減速に入ったのかどうかはもう少し慎重に分析せねばなりませんが・・・

[データ元] 景気ウォッチャー調査−統計表−
http://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher.html
http://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher/watcher3.xls